ゴルフスイングとウエイトトレーニングの関係
ベンチプレス、スクワット、デッドリフトはゴルフにマイナス⁉︎
ウエイトトレーニングの中でもビッグ3と呼ばれるベンチプレス、スクワット、デッドリフト。
全身の筋肉を満遍なく強化していく方法としてビッグ3はとても優れています。
しかし、ビッグ3をして筋力アップしてもそれがゴルフスイングに活きるのでしょうか?ウエイトトレーニングをそれなりにやったことがある人の中には
動きが硬くなって逆に打球が飛ばなくなった
こんな感想を持つ人もいるのでは?
その理由として考えられるのは、ビッグ3を行うだけでは下記3点を身につけることが難しいからです。
もし、ビッグ3をやってドライバーの飛距離が伸びたとすれば元々スイングのフォームができあがっていた可能性が高いといえます。つまり、元々スキルの高い人がトレーニングによってさらならパフォーマンスアップを遂げたのです。
ビッグ3でで筋力アップすること自体は問題ありません。重要なことはビッグ3以外にもやるべきことがあるということです。
ゴルフスイングに必要な肩関節や股関節の動き
ポイント
ビッグ3をゴルフスイングに活かすのは難しい。
その理由をより突き詰めて考えると可動域の問題に行き着きます。
ビッグ3で使う可動域とゴルフスイングの動きは違います。
ですから、ビッグ3で鍛えた筋肉をゴルフスイングで使えるようにしなくてはなりません。
ポイントは下半身の筋力を使いながら上半身の動きにつなげる。
具体的なエクササイズを次項で紹介します。
下半身の筋力を使いながら体幹の回旋
下半身の筋力を使いながら体幹の側屈:基本
下半身の筋力を使いながら体幹の側屈:応用
下半身を動かさずに肩甲骨の動きを出す
※全てゆっくりした動きで左右共に10回づつ行います。
ゴルフスイングに必要な筋力
ポイント
例えば、スクワットで強化される大殿筋や大腿四頭筋という下半身の大きな筋肉を強化すればスイングの力の発揮につなげる可能性はあります。しかし、スイング中の姿勢をキープすることにはつながりません。
つまり、力の発揮と安定性を分けて考えないと軸がブレてスイングの軌道に影響します。
そこでスイング中の姿勢のキープのために強化しておきたい筋肉の一つが中殿筋です。
中殿筋は股関節を安定させる代表的な筋肉の一つです。
下半身の大きな筋肉も強化しつつ中殿筋にも負荷をかけることのできる具体的なエクササイズを次項で紹介します。
サイドステップ
身体の使い方を理解しないとどんなトレーニングも活きない
ゴルフスイングの身体の使い方を一言でいえば
ここに集約されます。
可動域や筋力はストレッチやトレーニングで高めることができますが、身体の使い方はそれだけでは改善しません。
特に難しいのはヘッドスピードを上げること。
そのためにはバックスイングについても理解する必要があります。
また、体重移動や回転などについても理解しておくほうがbetterです。
その他、ゴルフ特有の回旋についてはスイング練習とは別に
として行う方が効率的です。
まとめ
ゴルフスイングのハウツー本では、グリップやスタンスについての言及も多くありますが、スイングの大局を見ずして身体の末端など小手先だけのテクニックに走っても長い目で見たメリットがありません。
まずはゴルフスイングのコアの部分から改善していただきたいと思います。
ゴルフのレッスンプロから受ける指導とは分けて考えてください。
なぜ、その動きができないか?
などの原因追求や改善法の提案は根拠に基づいたストレッチやエクササイズの指導が必要です。
パーソナルトレーナーとはその道の専門家です。
以上に興味ある人はゴルフレッスンとは別にゴルフ専門のパーソナルトレーニングを試してみてください!
吉祥寺のパーソナルトレーニングジム
導[MICHIBIKI]ストレッチ&エクササイズ
筆者の紹介
名前:SHIN
トレーニング指導歴15年
主な経歴
- MLBテキサスレンジャーズのインターンシップを経験
- 総合格闘技UFCの選手に帯同し、アメリカ遠征を経験
- 拓殖大学硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 帝京高校硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 富士重工硬式野球部コンディショニングコーチ経験
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