はじめに
エアロバイクの主流はリカンベントやアップライトなのでスピンバイクに興味をもったあなたは少数派です。
しかし、多数派が必ず正しいとは限らない
要は、目的達成への方法論が違うだけ
そもそもリカンベントやアップライトなどのエアロバイクは有酸素運動に特化しています。
それに比べて
ダイエットには
筋トレ+有酸素運動
といわれますが、リカンベントやアップライトを使う人は別途で筋トレする必要があります。
しかし、スピンバイクを使えば筋トレも有酸素運動も可能。
自宅トレーニング、時短トレーニング
ここがポイントの人にはこれほど価値のあるバイクはありません!
おすすめスピンバイク比較早見表
- Johnson Health Tech Horizon スピンバイク GR7
- Mirage-ProスピンバイクFBS-102
- FITBOX LITE
- HAIGE スピンバイク HG-YX-5006S
- STEADY スピンバイク 非接触式airホイール ST128
- DAIKO 家庭用スピンバイク DK-SP726
スピンバイクの選び方
最低限、確認しておきたいマシンの仕様 その1
駆動方式
駆動方式とは、どのような動力によってフライホイールを回転させるのか?ということです。
スピンバイクの駆動方式は2つ
- チェーン
- ベルト
チェーンが駆動方式の場合は一般的な自転車と同じ原理です。
ということは、使用頻度が高いと
- チェーンが緩んでギアから外れる
- チェーンとギアとの噛み合わせがズレて音がする
などの問題が起こる可能性が高い。
一方、ベルトが駆動方式の場合はチェーンのような心配はありません。
- 使用中の音が静か
- ベルトが消耗しない限り交換する必要もない
この点はチェーンに比べてメリットですが、
ただし、アスリート向けの高負荷トレーニングをする人はチェーンがおすすめです。
ベルトよりも高負荷に対応できます。
そもそもHIITのような高負荷トレーニングの量が多ければ部品が消耗しやすいのは仕方ありません。
最低限、確認しておきたいマシンの仕様 その2
負荷方式
負荷方式は以下2つ
- 摩擦負荷方式
- マグネット負荷方式
まず摩擦負荷方式の特徴は
- 大きな負荷を生み出すことができる→メリット
- 音が大きくなる→デメリット
マグネット負荷方式の特徴は
- 音が静か→メリット
- 負荷を調整できる範囲が狭い→デメリット
負荷調節の側面からみれば以下のように選ばれる傾向があります。
- アスリート向けのトレーニングをするなら摩擦負荷
- 初心者はマグネット負荷
よって、
とにかくハードな無酸素運動がしたいなら
チェーン+摩擦負荷
とにかく騒音を抑えたいなら
ベルト+マグネット負荷
がそれぞれベストセレクションです。
高負荷を生み出す見逃せない要素
スピンバイクで高負荷トレーニングをするなら見逃せないのが
フライホイール(弾み車)
自動車だって軽自動車よりスポーツカーの方がホイールがしっかりしています。
ですから、スピンバイクも同じ。
アスリートレベルに近いハードなトレーニングをしたいなら
必ずフライホイールの重さをチェックしましょう。
ペダルの形で運動効率が変わる
一般的なママチャリで使われているのは上記のフラットペダルですが、
ロードバイクでは下記のビンディングペダルが使われます。
ビンディングペダルを簡単にいえば、
※専用シューズが必要になります。
モニターの機能
有酸素運動としても使うなら心拍数の表示だけではなく回転数(rpm)もチェックできる方がいい。
回転数をチェックすることで負荷の増減や心拍数を上げるための目安になります。
搬入、組み立て、設置、移動について
- マンションなど建物の上階に配送する場合や階段の幅など導線に問題ないか購入前に搬入経路を確認しておきましょう。
- ほとんどの場合、組み立て自体は難しくありませんが、各パーツの中には重い物もあります。筋力のある人が組み立てるなら心配ありませんが、そうでない場合は組み立てサービスを利用した方がいいかもしれません。
- 設置スペースを十分に確保できない場合はできる限りコンパクトなサイズを選ばないと購入後に困ることになります。
- 掃除や部屋の模様替えなどの際にはスピンバイクを移動させることがあります。その場合、キャスター付きの製品を選ぶと楽に移動ができます。
おすすめのスピンバイク6選+α
Johnson Health Tech Horizon スピンバイク GR7
特徴
|
- 駆動方式はベルト
- 負荷方式はマグネット
- 負荷レベル1〜12
- HIITトレーニングに対応したスプリント8を利用すれば20分で脂肪燃焼も筋力アップも期待できる(@ZONEの機能)
- POLAR心拍計に対応
- 耐荷重136kg
- 連続使用時間は99分
- 電源は不要
- 製品サイズは150㌢×57㌢×118㌢、重量は51kg
- ペダル、サドルは市販のものと交換可能
- 静音性が高い
チャンネル:Horizon Fitness DE
ここが付加価値!
@ZONE やZWIFTなどのアプリをインストールすれば
バーチャルフィットネスを堪能できます。
仮想空間とはいえ
世界各国の絶景を見ながらトレーニングできることは最大のメリットです。
単調な動作を一定時間繰り返すのが苦手な人には大きな付加価値になり得ます。
さらにHIITトレーニングに特化したプログラムもあるので、
ハードに追い込むことも可能。
ハードなトレーニングをしても問題ないほど頑丈にできています。
デメリット
特にありませんが、Horizon スピンバイク GR7はあくまで家庭用スピンバイクなので
無酸素運動でハードに追い込みたい人は次項で紹介する
Mirage-Pro スピンバイク FBS-102
をおすすめします。
こんな方におすすめ
- 自宅にいながら筋トレしたい人
- 30分以内など時短にこだわりたい人
Mirage-Pro スピンバイク FBS-102
特徴
- 駆動方式はチェーン
- 負荷方式は摩擦式
- 負荷レベルは無段階負荷
- フライホイールの重量18.5kg
- POLAR心拍計に対応
- 耐荷重130kg
- 使用時間は無制限
- 製品サイズは120㌢×65㌢×125㌢、重量は47kg
- 電源は単四乾電池×2
- 運動時間・走行速度・走行距離・消費カロリー・脈拍数・回転数・時刻の表示あり
- ペダルはSPD対応、ストラップとトォクリップで強力に固定
ここが付加価値!
余分な機能はいらないから
こんなニーズをもつアスリートにおすすめです。
さらに、高負荷で使用すれば消耗の進行は早くなりますが、
デメリット
ストイックな人には特にデメリットはありませんが、
前述のバーチャルフィットネスのような機能はありません。
それなりにハードなトレーニングはしたいけど、ストイック過ぎもちょっと…
そんな人は前述の
Johnson Health Tech Horizon スピンバイク GR7
がおすすめ
こんな方におすすめ
- とにかくハードな無酸素運動に集中したい人
- ストイックにトレーニングしたい人
FITBOX LITE
特徴
- 駆動方式はベルト
- 負荷方式はマグネット式
- 負荷レベルは8段階
- 心拍計なし
- 耐荷重100kg
- 連続使用時間120分
- 製品サイズは93㌢×43㌢×107㌢、重量は26kg
- 電源の必要なし(電気代ゼロ)
- 心拍数、走行時間、走行距離などを表示するメーターなし
- ペダルはフラットな形状で固定用ストラップあり
ここが付加価値!
最大のメリットは軽量(26kg)でコンパクトなこと。
大きなスペースも必要なく、
マシンのビジュアルもインスタ映えします。
愛機:Fitbox liteカスタム
カスタム:シートサドル、タブレットホルダー[良い所]
静音性:ほんと静か。人が寝ててもライド音で起きないんじゃないかってくらい。操作性:負荷ダイヤルは使いやすい。ブレーキになってるのも良き。
ハンドル、シート高さと前後がネジ式ハンドルなのも良き。つづく pic.twitter.com/yeYlbxnjeL
— アラフォーからの奮闘記 (@kabu1324) June 23, 2023
デメリット
足をストラップで固定できますが、
メーターがないので心拍数、走行距離、走行速度、走行時間、消費カロリーなどの情報を得るには別途でスポーツウォッチを購入する必要がある。
ただし、上位モデルFITBOXを選択すれば上記のデメリットはほぼ解消されます。
こんな方におすすめ
有酸素運動も無酸素運動も適度に行いたい人
HAIGE スピンバイク HG-YX-5006S
特徴
チャンネル:【公式】HAIGE(ハイガー)
- 駆動方式はベルト
- 負荷方式は摩擦式
- 負荷レベルは無段階負荷
- フライホイールの重量10kg
- 耐荷重100kg
- 連続使用時間は無制限
- 製品サイズは48㌢×115㌢×110.5㌢、重量は28.7kg
- 電源の必要なし(電気代ゼロ)
- 心拍数、回転数、時間、距離、消費カロリーなどを表示するメーターあり
- ペダルは2つのタイプが付属(金属製/樹脂製)
ここが付加価値!
キャスター付きなので移動が簡単
金属製ペダルを使えばトゥクリップで足を固定できるので高負荷トレーニングにも対応
摩擦負荷なので前述のFITBOX LITEよりも負荷の高いトレーニングができます。
デメリット
前述の
に比べれば高負荷への対応、性能は劣ります。
こんな方におすすめ
スタイリッシュでインスタ映えするスピンバイクで
それなりの高負荷のトレーニングをしたい人
STEADY スピンバイク 非接触式airホイール ST128
特徴
- 駆動方式はベルト
- 負荷方式はマグネット式
- 負荷レベルは無段階負荷
- 耐荷重120kg
- 連続使用時間100分
- 製品サイズは110㌢×52㌢×100㌢、重量は25kg
- 電源の必要なし(電気代ゼロ)
- 心拍数、時間、距離、消費カロリーなどを表示するメーターあり
- 付属ペダルは(フラット/ビンディング)の2種類で市販のビンディングペダルへの交換可
ここが付加価値!
低価格でありながら静音性が高く、
それなりにハードな無酸素運動にも対応
デメリット
無酸素運動に対応していますが、
よりハードにトレーニングをしたい場合は上位モデルの
がおすすめです。
こんな方におすすめ
低価格のスピンバイクでハードな無酸素運動をしたい人
DAIKO 家庭用スピンバイク DK-SP726
特徴
- 駆動方式はベルト
- 負荷方式は摩擦式
- 負荷レベルは無段階負荷
- フライホイールの重量13kg
- 耐荷重100kg
- 連続使用時間60分
- 製品サイズは52㌢×120㌢×113㌢、重量は37kg
- 電源は単四乾電池×2
- 心拍数、時間、距離、消費カロリーなどを表示するメーターあり
- 付属ペダルはトゥクリップ
ここが付加価値!
ダイコーはランニングマシンやエアロバイク、クロストレーナーの製造を行っている企業であるとともに特にエアロバイクが専門で、かつ家庭用に注力しています。
そのDAIKOの家庭用スピンバイクDK-SP726は低価格でありながら頑丈さもあるので質の高い無酸素運動ができます。
フライホイール13kgなのでそれなりにハードなトレーニングが可能です。
デメリット
特になし
こんな方におすすめ
低価格のスピンバイクで高負荷トレーニングをしたい人
+αの番外編:SIXPAD The Bike Smart
特徴
- 負荷方式は渦電流方式
- 負荷レベルは8段階
- 耐荷重120kg
- 製品サイズは925㌢×515㌢×1225㌢、重量は30kg
- 電源はコード
- 付属ペダルはトゥクリップ
ここが付加価値!
専用スーツを別途で用意すればEMSを利用したハイブリッドトレーニングが可能
さらに月額サービスの
に入会すれば自宅にいながら超時短(最短10分)トレーニングが可能
※EMSトレーニングの効果やシックスパッドのハイブリッドトレーニングについてはコチラ
デメリット
疾患など持病がある場合、手術で体内に金属を埋め込んだ場合などはEMSの刺激に注意が必要です。※詳しくはコチラ
こんな方におすすめ
徹底的に時短を求める人
まとめ
家庭用スピンバイクを選ぶときは何を重視するのか?
ここをはっきりさせましょう。
構造上、アップライトバイクよりも高負荷のトレーニングが可能ですが、発揮できる負荷の上限はマシンによって変わります。
大きな負荷を生み出すには以下のように必要な要素があります。
- フライホイールの重量
- チェーン駆動
- 摩擦負荷
一方、運動中の音を気にするなら一般的には摩擦式よりマグネット式の方が優れています。
人によってニーズは違うのでそれぞれのマシンの性能をよく確認して自分に最適なスピンバイクを手に入れてください。
吉祥寺のパーソナルトレーニングジム
導[MICHIBIKI]ストレッチ&エクササイズ
筆者の紹介
名前:SHIN
トレーニング指導歴15年
主な経歴
- MLBテキサスレンジャーズのインターンシップを経験
- 総合格闘技UFCの選手に帯同し、アメリカ遠征を経験
- 拓殖大学硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 帝京高校硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 富士重工硬式野球部コンディショニングコーチ経験
Xその1(自重とウエイトいいとこどりフィットネス!)
※フィットネス情報を毎日発信しています!
Xその2(50才までに始めたいインナーマッスル中心トレ!)
※インナーマッスル中心に美容に役立つ情報を毎日発信!
Xその3(スクワットおたくのチャンネル)
※ヒップアップから筋肥大まで幅広い情報を毎日発信!